real bad は「本当に悪い」ではない??【乃木坂 Actually】

real bad は「まじで」

今回は次の曲の歌詞を考えてみたい。

これは乃木坂46の『Actually…』という曲だ。
この曲の冒頭(歌詞に入る前)にこんなセリフがあるのだが、

下線部の意味を考えてみて欲しい。

You know I need to find something, real bad

もしあなたが次の意味だと思ったのなら、それは誤訳である。

誤訳:

(✕)「凄いいけない(悪い)ものを見つけなきゃいけない」

正解:

「見つけ出さなきゃいけないものがあるんだ、本当に…」

秋元康の歌詞にはさらっと英語の歌詞が出てくるのだが、
ちゃんと英語が分かっていないと誤訳してしまうようなものがある。

アイドルの歌だと思って舐めていると痛い目をあうので心して聞くのだ。

bad:「とても」の副詞

注意のポイント1つ目は

badは「悪い」の形容詞ではなく、
副詞の「とても、ひどく」という意味だ。

たとえば、
I miss you bad.
君のことがものすごく恋しい.
Does it hurt bad?
それ(傷など)はひどく痛むかい

このような使い方ができる。

もちろん、もともとはbadly「とても」だったものがbadに逆戻りしているのだ。

I want to win the game badly.
どうしても勝ちたいんです。
※「悪く」という意味ではない

real:「本当に」の副詞

注意のポイントの2つ目は
realも副詞で「本当に」という意味だ。
※形容詞の「本当の」ではない。

He works real hard.
彼は本当によく働く。

She is a real good friend.
彼女は本当に良い友達です。

I need a new car real bad.
新しい車が欲しくてたまらない

日本語でも

「すご良い」
→「すご良い」

と変化するのは違和感ないだろう。

このように特に会話では品詞を飛び越えて単純な形へと逆戻りしてしまうことがある。

※さらに興味がある方はflat adverb(単純形副詞)で調べてみて欲しい。

日本語の文法は「形容詞終始連体形の副詞的用法」で調べてみると良いだろう。

さいごに

形から品詞を追うことは大切だが、
現代の英語は形からだけでは品詞判定ができないことがある。

そのときに感じる違和感を大事にして欲しい。
センサーを発達させることが大切である。

では。

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